紙巻たばこと電子タバコでは煙の仕組みが違う
従来の紙巻たばこと言うのは、乾燥させた煙草の葉を紙で巻いた物であり、それを燃やすことで煙を発生させて喫煙していました。この燃焼式の喫煙の難点はいくつかありますが、まず手元でむき出しの火を保持するため、事故でやけどを負ってしまう、または他人に火傷を負わせてしまうリスクがあったことです。また燃焼に伴って煙にタールが含まれ飛散するため、肺が汚れてしまったり、煙が着いた所に臭いや黄ばみが残るいわゆる「ヤニ」が問題となっていました。電子タバコでは何かを燃やす方式ではなく、専用のリキッドと呼ばれる薬液を電子熱によって蒸発させて煙に変えます。物を燃焼させないので電子タバコではタールが発生しないのです。従ってヤニ汚れの心配もありません。またリキッドを煙に変えるパーツも、電子タバコの内部に設置されているので高熱になる部分をむき出しにすることがなく、誰かにやけどを負わせてしまうリスクがありません。ヤニがなく、火も扱わないため大幅に安全性が高まっていると言えます。
コストのかかり方に若干のクセがある
紙巻たばこでは毎回数百円のコストがかかりますが、使い捨てなのでかかる費用は一定です。しかし電子タバコでは最初に本体やメンテナンスに必要なアイテムなどを複数買い揃える必要があるため、初期費用として少しまとまった金額が必要になります。とはいえ導入後は消耗品としてリキッドを買い足すだけで使い続けられますし、このリキッドは紙巻たばこと比べれば破格に安いので、1年もしないうちにトータルコストは電子タバコの方が安くなるでしょう。
ニコチンリキッドとは電子タバコに使用するリキッドで、ニコチン成分を含んでいます。日本国内では販売されていないため、購入の際は個人輸入代行業務を行っている通販ショップを利用しなければいけません。